工事完了引渡証明書の書式について、
記入例とともに詳しく説明します。
まず、工事完了引渡証明書の用紙は、
A4サイズの縦の普通紙で、
作成するのが一般的です。
そして、工事完了引渡証明書には、
以下の12個の事柄を、
記入しておかなければなりません。
1.「工事完了引渡証明書」というタイトル
2.建物の所在地番
3.建物の種類
4.建物の構造
5.建物の床面積
6.工事の種別
7.建築主(家屋所有者)
8.工事完了年月日(建築年月日)
9.「上記のとおり建築し、工事完了と同時に、建築主(家屋所有者)に、
引渡したることを証明します。」という文言
10.証明書の作成年月日
11.建築工事施工者の住所
12.建築工事施工者の氏名
この内、建築工事施工者が会社などの法人ではなく、
個人の場合には、
その人の住所と氏名を記入して、実印を押します。
逆に、建築工事施工者が会社などの法人の場合には、
会社の住所と名称、代表取締役の氏名を記入して、
会社の実印を押す必要があります。
工事完了引渡証明書というのは、
工事施工業者からもらえる場合もあれば、
自分で作成して、署名と実印をもらう場合もあります。
どちらかと言えば、自分で書面を作成して、
工事施工業者に、
署名と実印をもらう流れが多いです。
では、もっとわかりやすくするために、
工事完了引渡証明書の記入例を挙げてみます。
↓↓以下、工事完了引渡証明書の記入例です。↓↓
工事完了引渡証明書
所在地番 東京都世田谷区・・・・1番地
種類 居宅
構造 木造かわら葺2階建
床面積 1階 50.00㎡ 2階 25.00㎡
工事の種別 新築
建築主 住所 東京都世田谷区・・・1番
建築主 氏名 山田○○
工事完了年月日 平成○○年○月○日
上記のとおり建築し、工事完了と同時に、建築主(家屋所有者)に、
引渡したることを証明します。
平成○○年○月○日
工事施工者 住所 東京都世田谷区・・
工事施工者 氏名 株式会社○○
代表取締役 ○○○○ 実印
↑↑以上、工事完了引渡証明書の記入例です。↑↑
以上の内容が記入されていれば、
すべて手書きで作成しても、
パソコンで作成して印刷したものでもかまいません。
ただし、工事施工者の住所と氏名の欄については、
工事施工業者に住所と氏名を書いてもらい、
実印を押してもらうことになります。
もし、パソコンで作成して印刷した場合にも、
工事施工者の住所と氏名欄については、
工事施工者に署名等をしてもらうことになります。
さらに、工事施工業者が法人で、その法人の登記が、
建物表題登記を申請する法務局と違っていれば、
工事施工業者の印鑑証明書も必要です。
逆に、工事施工業者の法人の登記が、
建物表題登記を申請する法務局と同じなら、
工事施工業者の印鑑証明書は不要です。
このページを読んだ人は、次の関連性の高いページも読んでいます。